どうも!@ichitaroです。
この投稿はアメリカの医学博士ボブ・アーノットさんが、これまで健康には弊害の多いと思われてきたコーヒーが、実は飲めば飲むほど健康状態がよくなるということに気づき、その研究成果をまとめてわかりやすく解説してくれた本「米国の医学博士が伝授する 人生を変えるコーヒーの飲み方」を紹介しています。
おいしいコーヒーが健康によいということは、僕自身も身をもって感じていること。
この本では、なぜコーヒーが健康によいのかということを、多数の研究結果や事実から引用して紹介されています。
健康になりたい。痩せたい。引き締めたい。
などなどカダラのケアに興味のある人は一読してみるとたくさんの気づきがあるかもしれませんよ?
著者の紹介
この本を書いてくれたボブ・アーノットさんは、医学博士でジャーナリスト、作家としても長いキャリアを持っているということです。
さらにアスリート、人権活動家、科学マニアとさまざまな顔をもっている方です。
また、「デイトラインNBC」「トゥデイ」「NBCナイトフリー・ニュース」「CBSイヴニング・ニュース」といったアメリカの報道番組で医療担当記者のチーフとして、栄養に関する話題を扱ってきたということたので、食と健康に関しては客観的で豊富な知識をお持ちの方だと想像できますね。
この本のポイント
章立て
この本の章立ては以下のようになっています。
- コーヒーは何に効くのか
- コーヒー豆の選び方
- 浅煎り?深煎り?
- 美味しいコーヒーの淹れ方
- コーヒーでやせる!
- 付録 レシピとペアリング
まずはじめに「コーヒーを飲むとこんなに健康にいいことがあるよ!」ということが説明されています。
多くの臨床実験などからその結果と因果関係を考察していますので、単なる迷信や都市伝説の類のはなしではありません。
コーヒーを飲むといいことがいっぱい
僕は自分の経験として、おいしいコーヒーを毎日飲むことと筋トレを続けるという2つの習慣を続けたことから-10kgのダイエットに成功し、お腹ポッコリのおじさん体型から、20代の頃と変わらない体型に戻ることができました。
その経験がこのブログを書くきっかけにもなっているのですが、本の後半ではコーヒーラヴァーズダイエットと称して、コーヒーとスムージーを用いたダイエット方法が紹介されています。
この本の中では、コーヒーを使ったダイエット以外の様々な病気に対するコーヒーの効能も紹介されています。その効能をもたらす成分がコーヒー豆に含まれるクロロゲン酸(CGA)というポリフェノールの一種です。
このクロロゲン酸には
- カフェインの興奮作用を防ぐ
- 炎症を軽減する
という2つの働きがあり、働きが相互に作用しあって様々な効能を我々にもたらしてくれるということです。
その抗炎症作用は炎症から進展する次のような病気を防いでくれるそうです。
- 冠動脈疾患
- 抑うつ状態
- がん
- 糖尿病
- 骨関節炎
- 自己免疫疾患
- 神経細胞変死の疾患(パーキンソン病やアルツハイマー病)etc.
またもう一つのカフェインですが「やせる」にはもってこいの成分で、なにより身体の代謝率を上げてくれるそうです。
カフェインが死亡に集中して燃やすように働きかけ、蓄えられた脂肪から脂肪酸を分離させ、それを血糖の代わり運動エネルギーとして使うことで燃焼を促進させます。
さらに、若い人たちに気にしてほしいこととして次のような効果が期待できるということです。
- 持久力の向上
- 回復力の向上
- 集中力の向上
糖分のたっぷり入ったエナジードリンクを摂るより、よっぽどおいしいコーヒーを飲んだ方が競技のパフォーマンスと選手生命とその後の人生に、得なことしかないようにも思えてきます。
いいコーヒー豆とは?
この本ではコーヒー豆の選び方についても言及しています。
結論からいうとスペシャルティコーヒーと呼ばれる高品質なコーヒーに、たくさんのクロロゲン酸が含まれている割合が高いということです。
その中でも西アフリカ産(ケニアやエチオピア)のコーヒーをおすすめしています。
浅煎りがいい
さらに焙煎度合いについても違いがあるということです。
あまり深煎りにすると焙煎時の温度から、クロロゲン酸が失われてしまうということで、深いローストにミルクや砂糖たっぷりのコーヒーはオススメしていません。
ラテ好きなひとにはちょっとガッカリな情報でした。
オススメはサードウェーブに代表されるような、優れたロースターにより豆本来の味が引き出された、コーヒーの自然な風味が引き出されたコーヒーということです。
タリーズやスタバよりも、ブルーボトルや自家焙煎を売りにするコーヒースタンドのシングルオリジンのコーヒーのほうが、より健康や運動のパフォーマンス向上、もしくはダイエットに向いているということになります。
まとめ
コーヒーがなぜ身体によいのかということが、わかりやすく解説されています。
さらに、よいコーヒー豆とはどういったものなのかということにも触れており、さらにさらに、美味しいコーヒーの淹れ方についても、プアオーバー(ハンドドリップ)とイマージョン(浸漬法:フレンチプレスやギリシアコーヒー)についの解説もあります。
コーヒーラヴァーズダイエットについても、かなりのボリュームで書かれていますので、ダイエットに興味のある方にはとてもオススメできる本だと思います。
単なる嗜好品としてだけでなく、超機能性食品としてコーヒーを見直して、自分の生活に取り入れてみるきっかけとなる一冊となるといいですね。
僕個人としてはギリシャコーヒーに俄然興味が湧いてきてしまいました。
都内で飲ませてくれるお店あるのかな?😁
それでは、今回はここまで。
よきコーヒーライフを!
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