どうも!@ichitaroです。
この投稿は、買ってきたコーヒー豆やコーヒー粉の保存方法についてまとめた記事となります。
コーヒーは焙煎したその日から、どんどん劣化が進み、おいしい風味が日に日に失われていってしまいます。
少しでもおいしくコーヒーを飲むために、保存方法を見直してみてはいかがでしょうか。
また、保存方法について調べていると、よく目につくのが
「焙煎後、なるべく早く飲んだ方がよりおいしい」
という説明ですが、本当にそうなのでしょうか?
全部とはいいませんが、僕がこれまで飲んできたコーヒーは、焙煎後数日よりも、1週間〜2週間後の方がおいしかったということが多々ありました。
焙煎後から時間をおくことを「エイジング」と呼ぶそうです。
スピーカーの鳴らし込みとかで聞いたことのあるキーワードですが、コーヒー豆でもあえて時間をおくことで、より味に深みがますという考え方もあるそうです。
あなたが「うちカフェ」を楽しむ際の参考になれば幸いです。
コーヒーは時間の経過とともに劣化する

焙煎したコーヒー豆は、カラカラに乾いたように見えるため保存食品のように思っている人も多いかもしれません。
僕も少し前まではパッケージに書かれた賞味期限の範囲であれば、袋のまま常温で放置したままだったり、夏の期間は冷蔵庫に入れたりと、結構適当な扱いをしていました。
今にして思うと、その時に感じた酸っぱいコーヒーの味は、コーヒーが本来もっている酸味とは全く別の、酸化してしまったコーヒーの腐敗した味だったんですね。
どおりでコーヒーを飲むとやたら胸焼けを感じていた時期があったわけだ😅
コーヒーは、生豆に火で熱を加えることで化学変化を起こさせ、あのいい香りを漂わせるコーヒー豆となります。これを焙煎といいます。
この焙煎をした瞬間から劣化が始まり、おいしく飲める期間は常温で適切に保管した場合ではおよそ3週間ぐらいというのが、ネットを調べて回った調査結果です。
では、コーヒー豆を劣化させてしまう原因とはなんでしょうか?
それは主に次の4つとなります。
- 空気
- 湿度
- 温度
- 光(紫外線)
この4要素を極力さけることができれば、コーヒーをおいしく保存することができます。
では、適切な保存方法とはどうすればいいのでしょうか?
コーヒーの保存方法
コーヒーの購入形態として、1)豆のまま、2)粉、のどちらかになります。
まずは豆のままで購入した場合の保存方法を見ていきましょう。
豆のまま|アルミパック(チャック付き)で保存する

コーヒーを購入してきたとき、アルミパックでチャック付きの袋の場合が多いかと思います。
この袋の場合であれば、そのままで置き場所だけ気をつければ2〜3週間くらいであればおいしく飲めるでしょう。
置き場所は湿気と光を避けられる場所がベストです。
キッチンであれば収納棚(扉がガラスではない)の中にしまうことで問題ありません。
しまう時に袋の中の空気を押し出して、チャックが確実にしまっていることを確認しましょう。
豆のまま|キャニスターなどの密閉できる容器で保存する

チャックがついていないアルミパックやクラフトパックで提供してくれるお店も結構あります。
この場合は密閉できないためコーヒー豆が常に空気にさらされることになるため、このまま保存することはオススメできません。
なので、キャニスターやアルミ缶などの密閉できる容器に移し替えてしまいましょう。

僕は無印良品の密閉できるキャニスターを使っていますが、今どきは100均などでもガラス製のキャニスターを扱っていたりするので、好みのデザインのものを手に入れてください。
もし太陽光や蛍光灯の影響がある場所に置くことになる場合は、ガラス容器のキャニスターよりアルミ缶やホーロー製などの遮光もできる密閉容器の方がより適切に保存することができます。
豆のまま|冷凍庫で保存する
購入してきたコーヒー豆を3週間以内に飲み切ることができるのであれば上記2パターンの方法でよいのですが、もし3週間以上保存しなくてはいけない場合は冷凍庫での保存をオススメします。
たまたま寄ったカフェのコーヒーがとてもおいしくて、ついついコーヒー豆を買って帰ってしまうときなど、計画通りにいかないのが人生です。笑
そんな時は買ってきた状態のまま、さらにジップロックなどの密閉できる袋をかぶせて冷凍庫へ保存しましょう。
あえてジップロックで二重にするのは、冷凍庫内の他の食材の匂いがコーヒー豆に移らないようにするためです。
コーヒー豆の表面は目に見えない穴がたくさん空いた状態で、そのままでは活性炭のような働きをして庫内の匂いを吸ってしまうことになってしまいます。
冷凍庫から出して豆を挽く時は、そのままミルで挽いてしまって問題ありません。
ただコーヒー豆を使うだけ出したら、残りはなるべく早く冷凍庫に戻しましょう。
長く外に出したままだと結露してしまい、水分がコーヒー豆についてしまいます。これは劣化の原因となりますので、使う分だけ取ったら、すぐに冷凍庫に戻すようにしてください。
可能であれば小分けにしてから冷凍庫に入れてしまうのもありです。
1回分づつというのも大変なので、2分割や3分割くらいでも効果はあると思いますよ。
粉で購入|冷凍庫で保存
店頭でコーヒー豆を挽いてもらい持って帰る場合や、すでに粉になっているパッケージを購入してくる方の場合、パッケージの封を切ったら、ジップロックや密閉できるタッパーのような入れ物に入れ冷凍庫で保存するようにしましょう。
コーヒー豆を挽いて粉にした場合、豆のままよりもはるかに早いスピードで劣化が進みます。おそらく何もきにせずに置いておいたら、1週間もすれば風味が飛んでしまい気の抜けたコーヒーとなってしまいます。
その先は酸化が進み、イヤな酸っぱさのコーヒーとなってしまいます。
粉の場合は冷凍庫でさらに小分けにして保存することが、もっともおいしくコーヒーを保存できる方法です。
実は2週間目がうまい!
ここからはコーヒー豆のエイジングについてです。
よく焙煎3日目から1週間目までが一番おいしいというような説明をしているサイトや本がありますが、本当にそうなのでしょうか?
確かに焙煎してからあまり日の経っていない方がドリップするときに豆はモコモコとよく膨らむし、香りもいいのでおいしいのは間違いないのですが、経験上、そのコーヒー豆が持っている特徴が強く出過ぎることが多いような気がしています。
酸味に特徴のあるコーヒーは、酸味が尖ってしまい、トータルでの味としてはバランスが悪かったりというような感じです。
このようなコーヒーは不思議と後少しで飲み終わるという2週間目くらいになると、
あれ?この豆こんなにおいしかったっけ?
ということがよくあるんですね。
酸味や苦味、甘み風味といったそれぞれが、うまくまとまり全体としておいしいコーヒーになるというか。

舌が味に慣れるということもあるかもしれませんが、こうした経験が1度や2度ではないため、おそらく焙煎したてのガスが抜けきらないときよりも、2週間から3週間くらいまでが、総合的な味としてはおいしくなるのだと思います。
だから、この飲み頃となる2週間〜3週間目まで、いかに劣化させずにおいしく保存できるかということが、うちカフェでコーヒーをおいしく飲むためのキーポイントとなってくるんですね。
まとめ

焙煎後のコーヒーはすでに劣化を始めています。
劣化を促進させるのは次の4つです。
- 空気
- 湿度
- 温度
- 光(紫外線)
この4つを遮断できるチャック付きのアルミパックやキャニスターを使い、おいしい飲み頃である焙煎後3週間を目安に飲み切る量を買い求めるとよいでしょう。
飲み切るまでに3週間以上かかってしまう場合は、迷わず密閉できるジップロックやタッパーに入れて、冷凍庫に保存するようにしましょう。
今回はここまで。
それでは、よきコーヒーライフを!
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