どうも!@ichitaro
新鮮でおいしいコーヒー飲んでますか?
この投稿は北海道恵庭市からスペシャルティコーヒーを届けてくれる珈琲きゃろっとさんの毎月の定期便「くるべさ」で取り寄せているコーヒー豆のレビュー記事になります。
今回届いたのは【お任せ1】コスタリカ産地買付マイクロロット シュマバ・モンテ・ジャノ・ボニート農園(中煎り)【お任せ2】ブラジル フルッタ・メルカドン・ドナ・ネネン農園(中煎り)いう2種類のコーヒー豆になります。
コーヒー鑑定士の世界基準である「SCAA認定 カッピングジャッジ」という国際認定資格を取得している焙煎士の内倉さんが焼き上げたのはどんなコーヒーなのか?
きゃろっとさんおすすめの淹れ方(究極編)で淹れた個人的な感想も含めレビューしています。
皆さんがコーヒーの通販とおいしいコーヒー豆を選ぶ際の参考にしてください。
コスタリカ産地買付マイクロロット(中煎り)とはどんなコーヒーなのか?
今回のくるべさも2品中1品はコスタリカ産地買付けマイクロロットということで、次のいずれかの農場のものからどれかが届くということでした。
- Los Angeles Finca La Granadilla
- Sumac Finca Monte Llano Bonito
- Herbazu Finca San Juanillo
我が家に届いたのは2品目のシュマバ モンテ ・ジャノボニート農園(中煎り)でした。
このコーヒー豆はきゃろっとの内倉さんと浅野さんが産地を訪問して買い付けしてきたものということで、その品質には安心のおけるものとなっています。
具体的にどのように作られたコーヒー豆なのかは、きゃろっとさんの商品説明より引用させていただきました。
ナメさんが作り上げたコーヒーは、まだ初めて数年ほどのミルで仕上げられました。
農園を始める計画などまったくなかったそうですが、幸運と運命に導かれるように、農園とマクロミル設立、運営に至ったそうです。
農園では、培ってきた輸出業者としての知識と経験を活かし、伝統の品種だけでなく、ハイブリット種や原種なども積極的に栽培しています。
さらに、乾燥工程では、進行具合によってアフリカンベッドの場所を変え、最も適した環境で仕上げます。これはとても手間のかかる作業ですが、細やかな管理をすることで、複雑な香味を生み出します。
その結果、2016年には国際品評会に2回目のエントリーにして、見事優勝を果たしています。
珈琲きゃろっとさんの説明より引用
このナメさんという人は、コスタリカのスペシャルティコーヒー界をけん引してきた、この方の活躍なくしてコスタリカコーヒーに発展はなかったという人だそうです。
味の特徴は?

さて、そんなナメさんが作るコスタリカのマイクロミルのコーヒーはどんな味なのでしょうか?
味について、きゃろっとさんの説明は次のようなものでした。
このコーヒーは、さらさらとした飲み心地と何杯も飲めてしまうようなクリーンさが最大の特徴です。
さらにライムのような酸味が、いつまでも心地良く余韻を残します。さらさらとした蜂蜜ような軽やかな甘さと一貫したクリーンカップさが、その魅力を一層引き立てる素晴らしいコーヒーです。
コスタリカコーヒーの第一人者として培った知識と経験を活かしたこのコーヒーの魅力を、ぜひあなたの舌で味わってみてください。
珈琲きゃろっとさんの説明より引用
ここ数ヶ月の「くるべさ」では、毎月1品はコスタリカのマイクロミルのコーヒーが紹介されていました。どのコーヒーも傾向は似ていて、明るくクリーンで、酸味と甘みが同居するとてもおいしいコーヒーでした。
今回も期待できそうです。
飲んでみた!
抽出はきゃろっとネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 180sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方は・・・
昨年後半から飲む機会の多いコスタリカのマイクロロットのコーヒー。
味の傾向はどれも似ていて、酸味が主体だけど程良く苦味と合わさってバランスがよい。
このコーヒーも同様に、柑橘系の皮を彷彿させる酸味と苦味で、
冷めてくるとより一層風味を増してくる。
甘みはそれほど主張してこないけど、全体的にはおいしいので、まとまりがいいのだろう。
すごくさわやかでまろやかなコーヒー。
内倉さんはこの酸味を「ライム」と表現していたけど、
なるほど、こういう酸味が「ライム」なのね。😁
@ichitaro
焙煎してから1週間くらいまでだと酸味に特徴のあるコーヒーは特にその特徴が尖って感じることが多いように思います。
なので、焙煎から1週間から2週間目くらいが実はおいしい飲み頃なのではと思っています。
ブラジル フルッタ・メルカドン・ドナ・ネネン農園(中煎り)とはどんなコーヒーなのか?
では、続いて「お任せ2」のもう一品の方に行ってみましょう。
ブラジルのコーヒーというと枕詞としてよくでてくるのが「ナッツやカカオのような・・・」といった表現です。
でもこのコーヒーは、これまでのブラジルのコーヒーとはちょっと変わった製法をとっているようです。
▼この商品は、当店の浅野が産地で訪問したマイクロロットコーヒーです。
珈琲きゃろっとさんのサイトより引用
「これが、ブラジルなの!?」と驚愕した銘柄をご紹介です。
ブラジルといえば「甘くてナッツのような味がする」とイメージするかと思います。
このブラジルらしさが、人気の理由ですが、他国で見られるようなフルーティな香味や複雑さをもつブラジルコーヒーは、ほとんど流通していませんでした。
そんな中、十数年前よりブラジルでも「もっと香味豊かな特別なフレーバーを持つコーヒーを作れないだろうか」と、研究が進められてきました。
香草と一緒にタンクに入れて発酵させたり、フルーツジュースと一緒に発酵させたりしましたが、素晴らしいフレーバーを作り出すまでには至りませんでした。
その後、酵母に目を付けた研究者は、数種類の酵母を使って実験をした結果、芳醇な香りを放つ天然酵母を発見。
それは、通常は捨てられてしまう、コーヒーの果肉から取り出した「コーヒー由来の天然酵母」でした。
そして、この天然酵母を精製段階で使用することにより、今までにない、ブラジルコーヒーとして完成したのが、このフルッタメルカドンです。
このコーヒーの開発に携わったセラード珈琲のアキオ社長は「衝撃を忘れない」と発見時の様子を話します。
またこの研究には、ブラジルのコーヒー生産に深く関わる4名の方が携わっています。そのうちの1名が、僕がブラジルで訪問したサンタカタリーナ農園のヴィセンチさん。
メルカドンをカッピングした際、彼の農園に訪問した時のことを思い出しました。
彼は、伝統的なブラジルなコーヒー作りに囚われることなく、今までにない新しいブラジルコーヒーの開拓を試みている方です。
大規模な生産が主流のブラジルで、少量のコーヒーを様々な条件で精製していました。中には、自宅の屋根裏で乾燥させているコーヒーもあり、見たことの無い光景でした。
このような挑戦が繋がってできたコーヒーだと思うと、胸が熱くなりました。
天然酵母を精製段階で使うという、これまであまり効いたことのない作り方ですが、まだまだコーヒーには未知なる可能性が秘められているということなのでしょうか?
こうした新しい試みにより、さらなるおいしいコーヒーが今後も出てくるのかと思うと、コーヒーファンとしては応援せずにはいられませんね。
味の特徴は?

さてその天然酵母を使用した精製方法は、いったいどんな味と風味をコーヒー豆にもたらしたのでしょうか?
味について、きゃろっとさんは次のように説明しています。
今までのブラジルでは想像できないような芳醇で複雑さを感じます。
珈琲きゃろっとさんのサイトより引用
まず、淹れたてをすぐにお召し上がりください。
キウイフルーツ、パパイヤや熟したストロベリーのような特徴的なキャラクター。ゴルゴンゾーラのような味わいさえ感じます。
冷めると果実酒のような香りと甘さです。「果物市場」を意味するフルッタ・メルカドンは、その名の通り、カラフルさを感じるコーヒーです。
かなり特徴的なコーヒーのため好みが分かれる銘柄かもしれませんが、新たなコーヒーの世界を知ってもらいたく、セレクトしました。
天然酵母で熟成した、超希少で素晴らしく芳醇なコーヒーをぜひお楽しみ下さい。
コーヒーを飲んでゴルゴンゾーラというのはちょっと想像するのがむずかしい。
しかし従来のブラジルのコーヒーとの違いがどの程度わかるのか?
早速ドリップしてみました。
飲んでみた!
抽出はコスタリカと同じく、きゃろっとネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 180sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方は・・・
うまい!!
従来のブラジルとはまったく違う味。
ナチュラル精製のモカやハニープロセスのコーヒーのような、柔らかい香りと風味を備えてる。
キウイとかグレープフルーツとかの、黄色い果実を連想させる酸味に程良く甘みが溶け合い、
それでいて、うっすらと苦味があとからかぶさってくる味は新鮮そのもの。
ここ最近飲んだコーヒーの中でもかなり好みに近いなぁ。
@ichitaro
コーヒーチェリーの天然酵母を利用した精製方法のコーヒーは、驚くほどにクリーンで複雑な味がする、僕好みのコーヒーでした。
さすがにゴルゴンゾーラという表現を感じ取ることはできず、まだまだ修行がたりないのかなぁ(笑)
まとめ

2019年2月にくるべさは2品とも中煎りで酸味よりのおいしいコーヒーでした。
相変わらず外れのないコスタリカのマイクロロットと、今回始めて聞いたコーヒーチェリーの天然酵母を精製段階で使ったというブラジルの新しい試みのコーヒーでした。
個人的にはブラジル フルッタ・メルカドン・ドナ・ネネン農園のコーヒーがかなりのお気に入りとなりました。
こうした新しい試みを紹介してもらえるというのも、なんか得した気分になりますね😁
コスタリカ・シュマバ・モンテ・ジャノ・ボニート農園(中煎り)の個人的備忘録
- 苦味:★★★☆☆(酸味と混じり合う苦味)
- 酸味:★★★☆☆(ライム・・・みかんの皮のような)
- 甘み:★★☆☆☆(弱いけど不思議と悪くない)
- 渋み:★☆☆☆☆(酸味の影に渋みあり)
- 風味:★★★★☆(複雑でおいしい)
- コク:★★★☆☆(冷めると一層感じる。)
- 香り:★★★☆☆(香りは普通かな?強くはない。)
- 後味:★★★☆☆(苦味のなかのうすーい甘みを探す)
- 総合:★★★☆☆(コスタリカらしいおいしいコーヒー)
ブラジル フルッタ・メルカドン・ドナ・ネネン農園(中煎り)の個人的備忘録
- 苦味:★★★☆☆(ちょうどよい苦味)
- 酸味:★★★★☆(黄色い果実を連想させるフルーティな酸味)
- 甘み:★★★★☆(酸味とのバランスがよい)
- 渋み:☆☆☆☆☆(アフターもクリーン)
- 風味:★★★★☆(複雑でおいしい)
- コク:★★★☆☆(冷めてくるとより濃くなる)
- 香り:★★★★☆(とてもいい香り。香りと味が結びつく)
- 後味:★★★★☆(水を飲みたくならない)
- 総合:★★★★☆(これはおいしい。かなり好みに近い)
珈琲きゃろっとさんのオンラインストアはこちらから
今回は、ここまで。
それでは、よいコーヒーライフを!
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