どうも!@ichitaro
新鮮でおいしいコーヒー飲んでますか?
この投稿は北海道恵庭市からスペシャルティコーヒーを届けてくれる珈琲きゃろっとさんの毎月の定期便「くるべさ」で取り寄せているコーヒー豆のレビュー記事になります。
今回届いたのは【お任せ1】コスタリカ産地買付マイクロロット(中煎り)【お任せ2】エチオピア・イルガチェフェG1 チェレレクト・アンドロメダ(中煎り)いう2種類のコーヒー豆になります。
コーヒー鑑定士の世界基準である「SCAA認定 カッピングジャッジ」という国際認定資格を取得している焙煎士の内倉さんが焼き上げたのはどんなコーヒーなのか?
きゃろっとさんおすすめの淹れ方(究極編)で淹れた個人的な感想も含めレビューしています。
皆さんがコーヒーの通販とおいしいコーヒー豆を選ぶ際の参考にしてください。
コスタリカ産地買付マイクロロット(中煎り)とはどんなコーヒーなのか?

粒の揃った相変わらずきれいな豆です。
香りも芳ばしい。
今回の「お任せ1」の豆はコスタリカ産地買付けマイクロロットということで、
■Don Oscar Finca La Montana
■Brumas Finca El Beneficio
■La Casona Finca San Fancisco
これら3つのうちどれか一つが届くということでした。
以前も同じようなことがありましたね。確か2018年11月のくるべさもコスタリカ タラス地区で買い付けた4つの内のどれかが届くというものでした。
その時の記事はこちら▼
今回届いたブルマス エル・ベネフィシオ農園の特徴についてはキャロットさんの説明を引用させていただきました。
今回ご紹介のブルマスマクロミルを所有するアルバラード家は、約150年もコーヒー栽培に携わってきた歴史があります。経営者であるフアン・ラモンさんは、大学で熱帯植物学を専攻した農業技師。現在は彼の家族及び親戚も含めた、5家族の農園のコーヒーチェリーを集荷して、生産処理を行っています。
このマクロミルは、コスタリカにおいて「ハニープロセス」というコーヒーの精製方法を生み出したパイオニアでもあります。「ハニープロセス」とは、通常、完全に果肉を除去して乾燥するところ、果肉のぬめりを残して乾燥することで、特徴的な酸味と豊かな甘みのあるコーヒーに仕上げる方法です。現在は、このハニープロセスは世界中に広がり、メジャーなコーヒーの精製方法のひとつとして確立されるまでになりました。
このマクロミルのあるセントラルバレーは4つの火山に囲まれていますが、住宅街の中にある非常に珍しいミルです。僕がこのマクロミルに訪れたときも、住宅街なのにコーヒーを乾燥する独特な匂い漂う不思議な感覚と、目の前に突如現れたコーヒーが敷き詰められた高床式の乾燥棚(アフリカンベッド)に驚きました。収穫期である12月〜3月ごろには、街を見下ろすなだらかな丘陵に風が吹き抜け、コーヒーの乾燥に大きく寄与していることが特徴です。
ハニープロセスのパイオニアとして、果肉の残し具合によってプロセスを細分化し、研究を重ねてきたフアン・ラモンさん。さらに彼らは、プロセスとともに収穫するコーヒーチェリーの均一さ、そして糖度にもこだわっています。チェリーの均一さは、クリーンカップやアフターテイストの心地よさ、糖度はコーヒーの風味と甘さの豊かさを生み出すと言います。収穫されたチェリーは糖度のぬめりを残したままアフリカンベッドに広げられ、黒いビニール袋で被いながらゆっくりと乾燥させます。こうすることで乾燥中のコーヒーは太陽光によって熱を持ち、酵素反応が促されます。さらに果肉のぬめりが結晶化することで、フアン・ラモンさんが目指した繊細な酸、豊かな甘さと心地の良い後味に仕上げられます。このように高品質なコーヒーを作り上げる取り組みは、一朝一夕にできるものではありません。2012年には、国際品評会であるカップオブエクセレンスで優勝を果たし、コスタリカを代表するマクロミルになりました。
珈琲きゃろっと
ハニープロセスを開発したパイオニアであり、コスタリカのCOEで優勝もしたことがあるというマクロミルのコーヒーということで、期待がふくらまないはずがありませんね。😁
味の特徴は?
味の特徴についても内倉さんのレターに説明がありました。
最初に感じるのは、そのボディ感。まったりとしたマーガリンのような口当たりは飲みごたえがあります。さらにラズベリーのようなキャラクターは、温度変化とともにグリーンアップルのようなキャラクターに変わり、その複雑さも感じます。長く続くメープルシロップのような甘みが長い余韻を残します。ハニーコーヒーの生みの親であるフアン・ラモンさんが作り上げたこのコーヒーは、まさにブルマスの集大成とも言えるコーヒーに仕上がっています。
珈琲きゃろっと
飲んでみた!

抽出はきゃろっとネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 180sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方は・・・
口に含むと苦味とコクを最初に感じる。
その後すぐに赤黒い果実っぽい酸味がでてくる。前にも飲んだコスタリカ・アロマスに似ているように思った。
ハニープロセスのコーヒーはこの味の感じがするのかな?
甘味はそれほど出てこないので、苦酸っぱいといった感じ。
舌に乗せておくよりはゴクリと飲み込んだほうがおいしい。
後味にはわずかな苦味とコクがやんわりと残る。
今回の淹れ方では甘みをそれほど出せなかったので、淹れ方をもう少し買えてみようかな。
次はお湯の温度を少し下げて淹れてみよう。
@ichitaro
焙煎してから1週間くらいまでだと酸味に特徴のあるコーヒーは特にその特徴が尖って感じることが多いように思います。
なので、焙煎から2週間目前後が実はおいしい飲み頃なのではと思っています。
エチオピア・イルガチェフェG1 チェレレクト・アンドロメダ(中煎り)とはどんなコーヒーなのか?

イルガチェフェの豆らしく割と小ぶりで大きさもややマチマチ。
ウオッシュト精製ということなので、モカの香りが漂うわけではありません。
きゃろっとさんの商品説明には次のようなものでした。
チェレレクトとは、イルガチェフェ地区の中心部に位置するウォッシングステーション名です。
ウォッシングステーションとは、収穫して集められたコーヒーチェリーを精製し、生豆の状態に加工します。
チェレレクトは家族だけの少人数で管理しているので、徹底した品質管理が可能になります。
イルガチェフェ地区には、約45の異なるグループが存在しますが、特にチェレレクトは高品質なコーヒーを生産する場所として知られています。
大規模の農家さんから自宅のガーデンでコーヒーを作る農家さんまで、数十~数百の極小農家たちが、真っ赤なチェリーのみ収穫し、ウォッシングステーションに持ち込みます。
栽培されているコーヒーノキは、今でこそ管理された栽培を行うようシフトしていますが、自然交配によって進化した品種であり、独特な香味を持つことが特徴です。
このコーヒーの栽培地は海抜1300~2200mに位置し、イルガチェフェ地区でも最も高地に位置しています。
高地だからこそ生まれる素晴らしい品質であると同時に、低地にあるウォッシングステーションに運ぶ苦労を想像すると、感謝の気持ちでいっぱいになります。
さらに「多くの泉がある地」と訳されるイルガチェフェ地区では、コーヒー生産に理想的な水源を持ちます。
精製に利用される泉や川の水は、PH7.8と弱アルカリ性の性質を持ちます。
ウォッシュド精製の過程では、チェリーの果肉を剥いた後、この水で満たされた発酵槽に入れられます。
チェリーのヌメリが発酵することで取り除かれますが、この水質により約37時間かけてゆっくりと発酵されます。
珈琲きゃろっと
味の特徴は?
説明では、エチオピア独特のシトラスフレーバーとオレンジを思わせるキャラクターに、素晴らしい華やかさはアールグレイを思わせる。となっています。
エチオピアのコーヒーは酸味と苦味のバランスが特有で、確かに紅茶を思わせるようなものが多いですね。
このコーヒーはウオッシュト精製ということなので、香りに味が引っ張られることなく、豆が持つ本来の味を感じることができると思います。
飲んでみた!

抽出はこちらもきゃろっとネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 180sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方は・・・
酸味が前に出てくるが、すぐにクリーミーな感覚が混じり合い
それに少しの苦味が顔をだす。
温度が冷めてくると少し苦味のはいった皮の厚い柑橘類を思わせる味が主張してくる。
飲み込んだ後は少しの甘さと香ばしさが口の中に残った。
ナチュラルのイルガチェフェとはまたキャラクターの違う、でもとてもおいしいコーヒー。
@ichitaro
まとめ

2019年1月のくるべさはどちらも中煎りで酸味に特徴のあるコーヒー同士となりました。
普段良く飲んでいるコスタリカとエチオピアのコーヒーですが、また違ったキャラクターを持ったコーヒーに出会うことができました。
「くるべさ」はきゃろっとの焙煎士・内倉さんがお任せでコーヒーを届けてくれるサービスです。
自分では選ばないタイプのコーヒーにも出会えるということで、次はどんなコーヒーが来るのだろうという楽しみがあります。
たまには好みではない味のコーヒーもありますが、精製方法や焙煎の状態などの違いが味や風味・香りにどんな違いがでるのか、自分の中の基準づくりに役立っています。
コスタリカ・ブルマス エル・べネフィシオ農園(中煎り)の個人的備忘録
- 苦味:★★★☆☆(苦味割とある。口に含んで最初と最後に苦味が残る)
- 酸味:★★★☆☆(苦味のあとに酸味がジワジワ出てくる)
- 甘み:★☆☆☆☆(あまり強くはない。)
- 渋み:★☆☆☆☆(やや渋みが残る)
- 風味:★★★☆☆(独特の苦酸っぱい風味)
- コク:★★★☆☆(確かに口に含んだ時のボディ感は強いが残らない)
- 香り:★★★☆☆(クリーミーでナッツライクな香り。)
- 後味:★★★★☆(苦味の余韻)
- 総合:★★★☆☆(甘味をもう少しだしたい)
エチオピア・イルガチェフェG1 チェレレクト・アンドロメダ(中煎り)の個人的備忘録
- 苦味:★☆☆☆☆(苦味は弱いが柑橘の皮のような苦味を持っている)
- 酸味:★★★★☆(柑橘系の酸味)
- 甘み:★★★☆☆(アフターに残る甘味がある)
- 渋み:☆☆☆☆☆(とてもクリーン、ネルでスッキリ)
- 風味:★★★☆☆(ナッツ感の風味)
- コク:★★☆☆☆(あっさり系)
- 香り:★★☆☆☆(イルガチェフェ特有のモカ香ではない)
- 後味:★★★☆☆(嫌な後味は残らない。甘味と香ばしさ)
- 総合:★★★☆☆(酸味よりで割と好きなタイプ)
珈琲きゃろっとさんのオンラインストアはこちらから
今回は、ここまで。
それでは、よいコーヒーライフを!
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