どうも!@ichitaro
新鮮でおいしいコーヒー飲んでますか?
この投稿は北海道恵庭市からスペシャルティコーヒーを届けてくれる珈琲きゃろっとさんの毎月の定期便「くるべさ」で取り寄せているコーヒー豆のレビュー記事になります。
今回届いたのは【お任せ1】ブラジル・パッセイオ農園(中煎り)【お任せ2】パナマ・ハートマン農園ウオッシュト(中深煎り)いう2種類のコーヒー豆になります。
コーヒー鑑定士の世界基準である「SCAA認定 カッピングジャッジ」という国際認定資格を取得している焙煎士の内倉さんが焼き上げたのはどんなコーヒーなのか?
きゃろっとさんおすすめの淹れ方(究極編)で淹れた個人的な感想も含めレビューしています。
皆さんがコーヒーの通販とおいしいコーヒー豆を選ぶ際の参考にしてください。
ブラジル・パッセイオ農園(中煎り)とはどんなコーヒーなのか?
まずはきゃろっとさんの商品説明を引用させていただきます。
ブラジルらしいアーモンド、ピーナッツといったキャラクター
パッセイオ農園は、ブラジルのコーヒー生産地帯南ミナス州のモンテ・ベロと言う地区に位置しています。
珈琲きゃろっとより引用
標高1,100~1,200mの丘陵地帯に広がるこの農園は、火山性ミネラルを含む肥沃な土壌に恵まれ、コーヒー生産に適しています。
現在の農園主アドルフォさんは、3代にわたりコーヒー生産を行っており、その都度生産技術の革新を行い、効率性の向上を求めています。
自然環境に対する配慮も抜群で、農園内には75ヘクタールの自然林を残しており、病害虫対策に有機溶剤などを活用して農薬の使用量を減らしています。
さらにこの農園では、スタッフの生活環境や教育施設の設備、社会問題の解決にも積極的に力を入れています。
農園の土壌整備から、コーヒーの木の植え付け、コーヒーチェリーのピッキングなど、高品質なコーヒーを作り出すための技術をひとりひとりに丁寧に伝えることがこの味につながっています。
この結果、2016年にはブラジルのテイスト・オブ・ハ―ベストという国内で行われる大会に出品し、入賞
することも可能にしています。
味の特徴は?

ブラジルのコーヒーの特徴として語られるキーワードにナッツ感というものがあります。
このコーヒーの説明にも次のような表現がされていました。
ブラジルらしいアーモンド、ピーナッツといったキャラクター。
珈琲きゃろっと
バタリーで円いマウスフィールですが、重たさはなく、明るい印象です。
毎日ごくごく飲みたくなるような、親しみやすさが魅力のコーヒーです。
商品名の英語表記は「Brazil Passeio,Pulped Natural」となっています。
後半のPulped Natural(パルプド ナチュラル)というのはコーヒー豆の精製方法を表しています。
ブラジルのコーヒーはナチュラル(乾式)の精製というイメージです。ナチュラルで仕上げることでチョコレートやナッツ系のフレーバーがつくと言われています。
対してこのコーヒーはパルプド ナチュラルという精製方法をとっています。
パルプド ナチュラルというのは、半水洗とかセミ・ウォッシュトとも呼ばれ、果肉の残し方で香味を調整することができる精製方法です。
最近はコスタリカのコーヒーでよく見かける精製方法ですね。
ということで、どのようなフレーバーをまとっているのか気になるところです。
飲んでみた!
早速飲んでみました。
抽出方法はきゃろっとさんがオススメするネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 150sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方はというと・・・
淹れたての温度の高いうちは特徴が見えてこない。
どこかが尖っている訳ではなく、丸くまとまったコーヒーというのが第一印象。
その後温度が下がってくるとキャラクターが見えてきました。
うっすらと酸味が顔を出し、ブラジルコーヒーらしいナッツ感を感じさせる香ばしさが口の中に広がります。
かといって苦味はそれほど出ていないのでスッキリと飲みやすいコーヒーです。
@ichitaro
パナマ・ハートマン農園ウオッシュト(中深煎り)とはどんなコーヒーなのか?
つづいてパナマ・ハートマン農園ウオッシュト(中深煎り)です。
豆姿はこんな感じ。

彫りの深いふっくらした豆です。
きゃろっとさんの商品説明は次のようなものでした。
ブラウンシュガーや黒糖、かりんとうといったやわらかな甘さが特徴
ハートマン農園は、ボルカンの町からグニャグニャ道を進むこと小1時間。
珈琲きゃろっと
すぐそこはコスタリカとの国境という、パナマでもかなり山奥に位置しています。
1912年、アロイス・ハートマン氏が現在のチェコ共和国からパナマに移住して来たのが、パナマにおけるハートマン家の始まりです。
ハートマン農園は1948年、アロイス氏の息子ラティボール・ハートマン・シニア氏が創業し、現在はシニア氏の長男ラティボール・ハートマン・ジュニアさんが跡を継いでいます。
ラティボール・ジュニアさんには4人の弟妹がいますが、全員が農園の運営管理と観光事業を手分けして担当して農園を経営しています。
ラティボール・ジュニアさんはコーヒーの精製、妻のテシーさんは品質管理、弟のアランさんとアレクザンダーさんは農園管理と、まさに一家総出の味造りです。
また、妹のアリスさんとケリーさんは農園内の観光事業を担当しています。
農園は広大な熱帯雨林に囲まれているため、原生的な自然環境を保全した農園として、コーヒー以外にも色々な企画をして観光客の方々を受け入れています。
自然環境の保全にも力を入れているので、中米に生息する野鳥には楽園のような環境であることは間違いありません。
158エーカーある農園では、今回ご紹介するカツーラや貴重なゲイシャ、さらにはパチェやマラゴジーぺ、パカマラなどの5品種が栽培されています。
味の特徴は?
説明ではブラウンシュガーや黒糖、かりんとうといったやわらかな甘さが特徴のコーヒーという通り、その甘さに特徴をもったコーヒーです。
僕はパナマのコーヒーは飲んだことがなかったのですが、近年はパナマ ゲイシャという品種が席捲していることから気になる生産国であり、いつか飲んでみたいと思っていました。
飲んでみた!
こちらの豆もきゃろっとネルフィルターでの「きゃろっと式究極編」で落としてみました。
抽出レシピは次の通り。
- 豆の量 : 23g(中細挽き)
- お湯の量 : 225ml(87℃)
- 注ぎ時間 : 150sec以内
- 抽出方法 : きゃろっと式究極編(100ml抽出+125mlたし湯)
- ドリッパー : cotton100% ネルフィルター
お味の方は・・・
バランスがよい。酸味が最初に舌に現れて苦味から甘みへと変化する。
少し苦味にかくれた渋みがあるが、イヤな感じではない。
万人に進められるコーヒーかな。確かに黒糖系の甘みが口に残りスッと消えていく。
余韻は長くない。
@ichitaro
まとめ
2018年12月のくるべさは、それぞれに異なる特徴をもったコーヒーでした。
パナマは割と毎回安定した味で飲むことができていますが、ブラジルの方は僕の淹れ方が下手なのか、ブレる時がありました。
湯温なのか、抽出時間なのか?
同じ豆であってもコーヒーは一期一会ですね。
そこがまた面白い。
ブラジル・パッセイオ農園(中煎り)の個人的な備忘録
- 苦味:★★☆☆☆(苦味は弱い)
- 酸味:★★☆☆☆(冷めると出てくる)
- 甘み:★★★☆☆(アフターに残る)
- 渋み:☆☆☆☆☆(とてもクリーン、ネルでスッキリ)
- 風味:★★★☆☆(ナッツ感の風味)
- コク:★★☆☆☆(あっさり系)
- 香り:★★★☆☆(バターライクな香り。)
- 後味:★★★★☆(かすかな甘味とナッツの風味が残る)
- 総合:★★☆☆☆(美味しいが好みではない)
パナマ・ハートマン農園ウオッシュト(中深煎り)の個人的な備忘録
- 苦味:★★★☆☆(おいしい苦味)
- 酸味:★★★☆☆(口に含んだ時最初に感じるのが酸味)
- 甘み:★★★☆☆(酸味→苦味→甘みの順に変化する。アフターにも残る)
- 渋み:★☆☆☆☆(苦味の中に渋みがある)
- 風味:★★★☆☆(ほどよい香ばしさ)
- コク:★★★☆☆(ちょうどよい)
- 香り:★★★☆☆(コーヒーらしい。風味を出している)
- 後味:★★★★☆(うっすら残る苦味のあとから甘味が現れて消えていく)
- 総合:★★★☆☆(とても美味しい。もう少しフルーティさが欲しい。)
珈琲きゃろっとさんのオンラインストアはこちらから
今回は、ここまで。
それでは、よいコーヒーライフを!
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